2009(H21)-1-事業施策に対応した個別情報システム化構想の立案について

問1 事業施策に対応した個別情報システム化構想の立案について
企業では,事業戦略に基づいて、より具体的な事業施策を策定する。 IT ストラテジ
ストは,事業施策の背景や目的を十分に理解した上で,情報システムが果たすべき役
割を見極め、個別情報システム化構想を立案しなければならない。 個別情報システム
化構想の立案に当たっては,事業施策に対する情報システムの有効性を示しながら,
例えば次のような仕組みを検討する必要がある。

通信販売の強化策への対応では,事業の拡大スピードに対応できるシステム方式
や販売物流の仕組み
・製造拠点の海外展開策への対応では,グローバルな生産協調や現地事情を考慮し
たシステム運用の仕組み
・顧客の維持・拡大策への対応では、営業情報の有効活用、素早い伝達や新たな営
業機会創出の仕組み
これらの検討結果を基に,個別情報システム化構想の投資効果を更に高めるために,
既存システムの改修か新規開発か, ソフトウェアパッケージの利用か個別開発か,情
報システムの自社保有か外部サービス利用かなど、 情報システムの構築方法について
様々な検討や工夫を加えることも重要である。
あなたの経験と考えに基づいて, 設問ア〜ウに従って論述せよ。
設問ア あなたが携わった個別情報システム化構想の立案対象となった事業施策の概要
と、情報システムが果たすべき役割を,800字以内で述べよ。
設問 設問アで述べた事業施策に対応した個別情報システム化構想を立案する際に検
討した仕組みの内容と、 その結果を基にして立案した個別情報システム化構想の
概要を,800 字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
設問ウ 設問で述べた個別情報システム化構想の立案において,投資効果を高めるた
めに,情報システムの構築方法についてどのように検討し, 工夫したか,また,
その結果をどのように評価しているか, 600字以上1,200字以内で述べよ。