ETLツール不要論

世の中にETLツールというものがある。
無償のものもあるが、多くは有償で、いわゆるベンダーロックインをつくりだすためには、もってこいな製品である。

なぜあるか?

データが散在していて、その状況を継続しようとしていて、でも同じ場所に集めたい状況もあって、仕方なしに、ある。と、思っている。

それって妥当?

散在状況の継続。仕方ない場合は仕方ないのだが。集められるんじゃない、そもそも。最初から集めておけるのであれば、ETLツールは不要なのである。

仕方ない場合にしても、有償ツールをかます必然性はあるか。データを取り出して、加工して、別の場所にロードするやり方は、調べればいくらでもでてきます。ETLツールがあれば、その処理を画面で定義てきて簡単、というメリット?があるが、その簡単さに目が眩んで、なんでもETLでパッチあてをし、継ぎ接ぎだらけの総図ができてきたとき、果たして保守性が高いといえるか。キメラ化したシステムになっていないか。

ETLが支える仕組みは、ベンダーロックインされています、たいてい。抜け出すのはけっこう大変。

同じことを自前で実装して、ベンダーフリーに。自由に。なりたいものです。