ネットの記事など拝見するに、ソニックガーデンなどは タスクばらし ということを尊重していますね。
WBSという言葉と、PMBOKとか、ウォーターフォール的な(オールドスタイルな)プロジェクト管理の、イメージ的な近さから、敬遠しているのかな、と勝手に解釈しています。
というところで、『ソニックガーデン WBS』で調べたら、https://kuranuki.sonicgarden.jp/archives/19811
こんな記事もある。
ここでは、ガントチャートがディスられているわけですか、まぁWBSも同じニュアンスよね、というわけで、勝手な解釈もわりと当たってそう。
実際は、タスクばらしは個人の、セルフマネジメント文脈で使ってらっしゃるようですが。
記事では、新規事業とガントチャートの相性の悪さが書かれているみたいですが、いまどき、結構なソフトウェア開発場面と、ガントチャートは、相性良くないと思う。
いかにピボットできるか。個々の矢印や個人のバッファを潰して、プロジェクト全体を超速で終わらせていけるか。
間違いないテーマ設定(WHY, WHAT, WHO)ができていて、HOWについても各関係者が同じ目線で共有できるなら、WBS,ガントチャートで管理できるし、とても有効だが。
実際には、テーマ設定もHOW的な話も、擦り合わないでしょう。
アクセラレーション、という考え方を自分は大事にしている。
4歳の子の自転車のサドルを、後ろから押して上げると、自転車に乗る、という感覚が掴めて、乗れるようになっていくのだが、それ(サドル押し)をプロジェクトに対してする仕事。自走を促すためのきっかけというか。
何が言いたいかというと、どうしてもWBSとかガントチャートが必要、と勘違いしているマネージャーがいる現場では、適当な(雑な、という意味でなく、ギリオールドスタイル勢からも、こんなもんか、という納得感を引き出せるラインの、という意味の)WBSとかガントチャートをこさえて、とりあえずプロジェクトを動かし始める、ということが、遠回りなんだけど、アクセラレーションのためのタスクである場合もある(というか、不幸な現場ではそんなことばっかり)、ということを今日感じた。という話。